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2016

SEMI-SENSELESS DRAWING MODULES #2 – Letters

— 菅野 創 + やんツー

RGB賞


 

SEMI-SENSELESS DRAWING MODULES #2 – Letters」ドローイングマシン


この作品は人工知能が手書き文字の、その文字が何を意味するかを読み取ること無く、形状だけを学習することで、「意味をなさないけれども文字のような感じの線」をひたすらに書いていくドローイングマシンです。機械は偏った学習をすることで人間の営みから部分的に何かを抽出することはできるのか。言語化しづらい「感じ」は学習できるのか。壁面に書かれる文字のような線はみる人に何を想起させうるのか。(菅野)

手書き文字の一画一画を分解し、機械学習プログラムが経験(蓄積されたデータ)から導き出す、独自の思想(アルゴリズム)によって再構成された文字のような線の集合。もしかしたらそれは、機械にとっての(機能を持たない)新しい文字と言えるかもしれません。既存言語の文字デザイン以前の「文字の成立ち」というところまで遡って「文字のデザインとは?」と思いを巡らせるための装置としてこの作品が機能してくれることを願っています。(やんツー)


菅野 創 So Kanno
武蔵野美術大学造形学部デザイン情報学科 卒業。情報科学芸術大学院大学(IAMAS)メディア表現研究科メディア表現専攻 修了。1984年生まれ。テクノロジーを駆使しながら、シグナルとノイズの関係やエラーやグリッチといったテクノロジー特有の事象にフォーカスする。自分が見てみたいもの、観察したいものを実現するために作品を制作している。

やんツー yang02
1984年神奈川県生まれ。2009年多摩美術大学大学院デザイン専攻情報デザイン研究領域修了。デジタルメディアを基盤に、書やグラフィティなどの文字/身体にまつわる表現や、ストリートアートやパブリックアート等、公共圏における表現にインスパイアされた作品を多く制作。デザインスタジオTYMOTEのメンバーとしても活動している。