follow us fb_tdc

2019

Portugal em vias de extinção

— Lizá Ramalho + Artur Rebelo (R2)

TDC賞


 

「Portugal em vias de extinção」ポスター
(Client : National Theatre Dona Maria II)

本ポスターは雑誌「消滅しつつあるポルトガル」のプロモーション用であり、ドナ・マリア二世国立劇場(ポルトガル、リスボン)による展覧会、講演、コンサート、ワークショップ、書籍販売から構成されるガイドブックとして出版され、ポルトガル国内の砂漠化、一般大衆が住む地域の再開発、熟練職人の不足、文化遺産の消失を反映する。概念的にポルトガルの田舎が消えていくことをタイポグラフィの構成によって表わした。フォントのLa Nordを使用して雑誌のタイトルとプログラミング・サイクルがポスターの核となる要素を構成する。しかし、国名(ポルトガル)は最初の文字だけを残して、徐々に消えていく。このプロジェクトのゴールは過ぎ去った時の思い出を保存することなので、我々はポルトガルの数少なくなっていく代表的な職業の一つ、羊飼いの写真を使うことに決めた。ポルトガル国旗の色であるグリーンと赤が、黒いタイプフェイスと風景に対して際立つ。
写真イラスト:© Maria Joao Guardão


Lizá Ramalho + Artur Rebelo (R2) (ポルトガル)
1998年にリーザ・ラマルホとアルトゥール・レベロはポルトにR2デザインスタジオを共同で設立。彼らは文化に焦点を当てながら、印刷物から空間デザインまで幅広く活動する。デザイナー及びアート・ディレクターとして、文化や商業分野の顧客に向けてのインスタレーション、グラフィック・アイデンティティ、ポスターデザイン、案内システム、ウェブ・デザイン、動的プロジェクト等を網羅する。この多様性豊かなスタジオは多くの国際的な受賞や名誉を受け、彼らのオリジナル作品は海外の美術館に所蔵されている。さらに二人はワークショップの企画運営、学会や大学などの様々な会議に参加、展覧会キューレーションや書籍の出版も手掛ける。
アルトゥール・レベロはコインブラ大学から博士号を取得、現在同大学でデザインとマルチメディア・コースの教鞭を執る。
一方、リーザ・ラマルホはバルセロナ大学からDEAを取得、科学技術協会からの奨学金を受け、現在同大学で博士号の取得を目指している。二人は2007年からAGI会員、2010年にポルトで開催されたAGI総会を企画した。